能登半島地震や南海トラフ巨大地震への備えが叫ばれる中、防災グッズの準備はもはや「やった方がいい」ではなく「必須」の時代になりました。しかし、何を揃えればいいか迷っている方も多いはず。この記事では、実際に防災士が推奨する必需品30選をカテゴリ別に紹介します。
防災グッズの基本:72時間を生き延びる準備
災害発生後、救助が来るまでの目安は72時間(3日間)と言われています。この72時間を自力で乗り越えるための準備が最低限必要です。家族の人数分を用意し、1年に1回は中身を見直しましょう。
📦 水・食料(最重要)
- 飲料水:1人1日3リットル×3日分。ペットボトルを箱買いしてローリングストックが便利
- 非常食(アルファ米):尾西食品やサタケのアルファ米は5年保存可能。お湯でも水でも食べられる
- 乾パン・クラッカー:カロリーメイトや缶入り乾パンは長期保存に最適
- 缶詰・レトルト食品:サバ缶・ツナ缶・カレーなど。普段食べるものをストックするローリングストック法が効果的
- 携帯浄水器:ソーヤーミニなど。川や湖の水を飲料水に変換できる
🔦 明かり・情報収集
- 懐中電灯:電池式とLED式の両方を用意。枕元に置いておくと安心
- ヘッドライト:両手が使える。夜間の避難や作業時に必須
- 手回し充電ラジオ:停電時の情報収集に。USBポート付きのものはスマホ充電にも使える
- モバイルバッテリー:大容量(20,000mAh以上)のものを。Anker製品が信頼性高い
- ろうそく・ライター:長時間の停電時に。安全に使えるLEDろうそくもおすすめ
🏥 救急・衛生用品
- 救急セット:絆創膏、消毒液、包帯、三角巾のセット
- 常備薬:家族が普段飲む薬を1週間分。処方薬は主治医に相談を
- マスク:感染症対策だけでなく、ほこりや煙の吸入防止にも
- アルコール消毒液:避難所での衛生管理に必須
- 簡易トイレ:断水時に。50回分のものが一家に1つは必要
- 生理用品・おむつ:女性・赤ちゃんがいる家庭では多めに備蓄
👔 防寒・雨具
- エマージェンシーブランケット:体温を保つアルミ製ブランケット。薄くて軽いのでリュックに必ず
- レインウェア:雨の中の避難を想定。コンパクトに折りたためるものを
- 防寒着・厚手靴下:季節によって必要性が変わる。夏でも夜間は冷える
- 手袋・帽子:冬場の避難には必須
🔧 ツール・その他
- マルチツール・ナイフ:Victorinox(ビクトリノックス)のスイスアーミーナイフが人気
- ロープ(10m以上):脱出用・固定用。細くて強い化学繊維のロープを
- 軍手・厚手手袋:ガラスや瓦礫から手を守る
- ビニール袋(大・小):荷物の防水、仮設トイレの袋として多用途
- 笛(ホイッスル):瓦礫の下に閉じ込められた時の救助信号に。口笛より遠くに届く
- 現金(小銭多め):停電でカードが使えない場面に備えて
- 重要書類のコピー:マイナンバーカード・保険証・通帳のコピーをジップロックに入れて
家族構成別に追加すべき防災グッズ
赤ちゃん・乳幼児がいる場合
粉ミルク・哺乳瓶・紙おむつ・おしりふきを多めに備蓄しましょう。液体ミルク(明治ほほえみ らくらくミルク)は開封せずにそのまま使えるため、非常時に非常に便利です。また、離乳食(ベビーフード)も忘れずに。
高齢者・介護が必要な方がいる場合
補聴器の電池、入れ歯洗浄剤、介護用品(おむつなど)、杖・車いすの予備部品を準備しましょう。避難時の搬送方法も事前に確認しておくことが大切です。
ペットがいる場合
ペットフード(1週間分)、ワクチン接種証明書のコピー、ケージやキャリーバッグ、リードを準備しましょう。避難所ではペット同伴不可の場合も多いため、ペット可の避難場所を事前に確認しておくことが重要です。
防災リュックのまとめ方:重さと使いやすさのバランス
防災リュックは大人1人15kg以内が目安です。重すぎると避難の妨げになります。リュックの中は上から取り出しやすいように、よく使うものを上に入れましょう。
防災リュックは「すぐ持ち出せる場所」に置くことが大原則。玄関のクローゼットや廊下の棚が一般的です。家族全員が場所を知っている必要があります。
おすすめの防災グッズセット商品
一から揃えるのが大変という方には、市販の防災グッズセットがおすすめです。代表的な商品を紹介します。
- LA・PITA(ラピタ)防災セット:楽天防災グッズランキング1位常連。家族構成に合わせたセットが充実
- アイリスオーヤマ 防災セット:コスパ重視の方におすすめ。Amazonでも購入可能
- 防災士推奨 非常持ち出しバッグ:防災士が実際に選んだグッズが詰まったプロ仕様のセット
まとめ:「備えあれば憂いなし」を今日から始めよう
防災グッズの準備は「いつか」ではなく「今日」始めることが大切です。完璧なセットを揃えようとするより、まずは水と食料を3日分確保することから始めましょう。
特に以下の3点は最優先で用意してください。
- 飲料水(1人3リットル×3日分)
- 非常食(アルファ米・缶詰)
- モバイルバッテリー + 手回しラジオ
あなたの家族の命を守るため、ぜひ今週中に防災グッズを見直してみてください。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。防災情報は定期的にアップデートされるため、各自治体のハザードマップや内閣府防災情報のページも合わせてご確認ください。


